ステンチューン・マフラー4
ゴールは近い・・・・と思ったのに、まだまだ先がある?

『手懐ける』のはなかなか難しいアイテムです。

2025年3月に装着した『2025年3月版』のバッフル(写真下のパイプ)
マフラー接続部のバッフルを伸ばすことで獲得したトルク感。
もっとトルク感を得たいと思っても、もうこれ以上は伸ばせない。
2025年春先に装着した『2025年3月版』のバッフル。今までの実験結果から『バッフルを伸ばすほどトルク感が増す』ことが分かって
ステンチューンマフラー内部で伸ばせるだけ伸ばして、過去最高(当社比)のトルク感を手に入れた。
・・・・とこの状態で乗り回してたけれど、2025年9月に白馬村まで日帰りツーリングで高速を使ったら、中間加速で
パワー・トルク感が足りなく感じる場面に遭遇して、無いモノねだりでもっとパワー・トルク感が欲しくなりました。
しかし、上記した通り、もうこれ以上マフラー内部でバッフルを伸ばせるコトは出来ない。
じゃあ、どうするか?

今まで使っていたパイプ径よりも
若干細いパイプを手に入れて、それを加工してみた。
ちなみに、パイプ内径の面積比を比べると
新しいパイプの方が13%くらい狭くなってる。
排気ガスが通る部分(ステンチューンマフラーの集合部からマフラーにかけて)にパイプ状のバッフルを入れてみると
トルク感が増すので、そのパイプ部を伸ばしてもっと『抵抗』を作ればもっとトルク感が増すんじゃないか?
・・・・・と今までパイプを伸ばしていました。でも、マフラー内部で伸ばすのは出来ないので、同じように『抵抗』を作る方法として、
今までのパイプ径よりも小径のパイプを使うことで、『抵抗』を増す事を思いつきました。
ホームセンター等で買える金属パイプ類は、日本工業規格で決められたサイズのパイプ径しか無く、今まで同じパイプ径の
パイプの長さをいろいろ試してきました。たまにパイプ径を大きいサイズにしたりしましたが、それも規格で決められたサイズの中で
買えるサイズのパイプでした。

会社にあった『仕事で使ったパイプの余り』
『過去のバッフルに使った余り』ではありません。
規格で決まったサイズしか売ってないので、そのパイプを使って試行錯誤をしてました。
今回の実験で手に入れたい(試してみたい)パイプ径は、今まで使っていたパイプよりも『ほんの少しだけ細いパイプ』なので、
ホームセンター等で売っている『今のパイプ径よりも細い規格のパイプ』では細すぎる。
多分、その細い規格のパイプを使えば、トルク感は出るだろうが、高回転域まで回らないと予測してます。
で、定番のアマゾンで検索して見つかった『試してみたいパイプ径』のパイプを手に入れて、仕事の合間に早速加工。

上のパイプが2025年3月版のバッフルで
下のが今回作った新しいバッフル・2025年9月版。
過去のバッフルから部品を移設したりして
マフラー内部に入れる準備は完了。

実験なので、パイプ径以外の条件を揃えるのに
2025年3月版と長さが同じになるトコロでパイプを切ります。
試しに、切る前にマフラーに入れてみたら
マフラー出口のバッフルに当たって、希望の位置まで押し込めなかった。
新しいバッフルを入れたら、早速試走へ。
まず変化を感じたのは、排気音。ずいぶんと抑えられた音量に聞こえるし、音色もきれいに揃ってるようなビートになってる。
個人的な憶測だと、前に計測した96dbよりも少なくなってると思うくらい。
そのまま走り出すと、今度は今まで以上のアイドリング域でのトルク感を感じながらの発進。えらいトルクが出てる?
普通に市街地とかバイパスなんかを走ってる分には、前のとそんなに違わない感じなのに、
その状態からシフトダウン無しで加速すると今のバッフルの方が粘りがあって、加速感の良い。乗りやすさが増してる。
そんな試走をしてる時に、多分釘を踏んだんだな。

思いもよらぬ不幸で、急な出費を強いられました。
2025年10月追記
10月の連休にタイミングを合わせたかのような台風をやり過ごすべく、台風が来る前に引っ張りだして、また試走。
今度は成田周辺の丘陵地帯をウネウネと走り回ってみた。
今回のはマフラーの様子を観察するほかにも、上記の不運で交換したフロントタイヤの皮むきも兼ねてます。
比較的平らな所の試走で扱いやすさが増したのを、比較的アップ&ダウンの続く丘陵地帯でも感じることが出来ました。
1000ccもあるバイクで走り回ってると、その排気量にモノを言わせて横着した走行をしがちになりますが
今回のバッフルを入れた時が一番ソレをやりやすい。平坦地ばかりかちょっとした上り坂でも、シフトダウン無しで
そこそこ上っていく。4速ホールドでオートマ感覚。
で、この試走の時に気がついたのが、エンジン振動の少なさ。コレが一番少ない。振動が少ないのも、今回の走行での
扱いやすさ・乗りやすさの一員になってる? 振動が少ないから、快適で、ドコまでも走っていける気にさせます。
後は、例の『4速7000』の壁を確認してみよう。・・・・・・・今月中に出来るか?・・・・・また週末の天気が悪いんだよなぁ。
2025年11月追記
年末で忙しくなる前に、懸案事項を確認すべく利根川周辺をウロウロと走り回ってきました。いつまでも『4速7000』の壁を
未確認のままでいると、仕事に差しさわりがあるので。
で、そんな走り回ってる時に高速に乗って、周囲の安全(≒取り締まり)を確認しながら、4速で走ってみた。
6000・・・・7000・・・・8000・・・・。4速で8000まで回って、そのまましばらく巡行できた。うん、良いんじゃない。
今までやってきたマフラーへの対応策が実ったような気分になります。
本当は『もっと下からトルク感があって、もっときれいに軽々と上まで回る』ような妥協点があるんじゃないかと思ってますが、
自分が思いつく方法・手に入る材料でこれ以上の妥協点が見つかるかな?
ま、このマフラーでまたしばらく走り回っていれば、何か別の方法が思いつくかもしれないし、年末の仕事が忙しいと
そんなコトを考えるヒマもないかもしれない。